流産との向き合い

(このブログは、クライエントさんの許可を得て掲載しています。直接ブログへのリンクではない転載はご遠慮ください。)

 

流産の経験をした人は、意外に多く、そして意外と身近にいます。そして、それぞれが違う苦しみを抱えてる。

 

「また次がある」

 

「またできるよ」

 

「泣いてもしょうがない」

 

「切り替えて!」

 

そんな言葉は、どんなに残酷だろうと思うのです。

 

5回。

 

このクライエントさんは、最初の妊娠は赤ちゃんが健康ではなく、自分で決めて妊娠を止めないといけなかった。それから、4回。次は・・・、次は・・・。でも、最後は、苦痛で、生まれなかった赤ちゃんを弔う事すら出来なかったと言います。

 

そんな彼女は、自分の心に蓋をしました。

 

流産の経験で、自分を責めている方は多いと思います。例にもれず、彼女もそうでした。だから、自信がない。

なぜなら、自分は欠けてるから。

 

音楽心理療法、GIM始めた時、泣きながら流産の経験を話してくださったのですが、イメージ体験では、どちらかと言うと違う方向のイメージが出てきました。心の蓋を見る前に、例えば勇気だったり、心の強さだったり、必要なものがあったんだと思います。なので、そこまでGIMが必要とは感じていなかったかもしれません。

 

でも、そんな彼女が、ある日、自分の傷を見つめたいと言い始めました。なにか、大きな力が働いているようにも感じました。自分から、自分の過去と向き合う覚悟を決めたようでもありました。

 

音楽を流すと、イメージの中で現れたのは、凍った湖の上にいる彼女でした。

 

「寒い・・・身体が寒い・・・」

 

でも、一番冷えていたのは子宮でした。凍った子宮のイメージが現れたのです。

 

彼女は泣きながら、謝ります。

 

「ここまで放っておいて、ごめんね

こんなになるまで向き合わないで、ごめんね

一番大事なのに、他のことにいっぱいで気づかなかった

時間はかかるかもしれないけど、大事にするからね・・・」

 

次のセッションが転機になりました。

 

しばらく、青空や誰もいない街のイメージを見ていたのですが、

「私は、自分の内側に答えを探しに行かなくちゃ!」

と気づきます。

 

そして、導かれるように、子宮の方へ進んで行きました。

 

そして、そこで見たのは、暖かい子宮でした。

命の光に満ちている、そんな子宮でした。

 

彼女は言います

 

「暖かいお部屋で、誰かが来るのを待っていた

待ってたのに

楽しみにしてたのに

誰も来なくて

寂しかった・・・

悲しかった・・・」

 

その悲しみを心の奥深くで感じ、泣きながら吐き出し、

そして気づきます。

 

「実際に子どもを授かるかどうかは、私に選べることじゃ無い

でも、お部屋はちゃんと暖かかった

私は、ちゃんと準備をしてた」

 

「私に、欠けているところはなかった」

 

今度は、許されたような、全てを受け入れたような涙でした。

 

その彼女の描いた曼荼羅です。

 

 

暖かいですね。

 

流産を経験すると、たくさんのことを溜め込んだり、

自分を責めたり、

十分に弔いができなかったりします。

そして、心に蓋をします。

 

でも、がんじがらめになっているモノを解くと、

意外な気づきもあるかもしれません。

 

もし、心に向き合う覚悟ができたら、

自分を責める人生を変える転機かもしれません。

 

追記:

これが、誰かの「自分を責める人生とおさらばするきっかけ」になれたら、とても嬉しいです。たくさんの方に読んで欲しいと、ブログを書くことに賛同くださいました。その勇気と、強さに感服です。ありがとうございます。

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