医療従事者の方への音楽心理療法

 コロナの状況が長引く中で、治療の最前線にいる医療従事者への心理ケアの必要性が高まっています。最前線の医療従事者は、過重な労働による身体的な負担に加え、誰かに感染させてしまうのではないか、それにより迷惑をかけてしまうのではないかという不安、感染対策のために患者さんに共感的な対応ができないことから生まれる道徳的傷つきなどを体験する可能性が高いと言われています。残念ながら社会的なスティグマに晒されるケースもあるようです。未知の状況の中、手探りで最善を尽くしていても、予想できない事態に陥る事もあります。

 また、長期的にストレスが高い状態が続いていても、行動制限がかかる中ではストレス発散などのセルフケアも難しく、趣味を楽しむ事ができない場合もあります。このような状況では、睡眠障害、集中力の低下、ストレスへの身体的反応(胃腸など)、不適切な解決策(アルコールの過剰摂取など)、うつ状態、慢性的不安、学習性無力感、燃え尽きなどが起こって当然だと考えられます。海外では、最前線の医療従事者に対し、音楽療法を含めたケアに注目が集まっています。

 例えば、米国ペンシルバニア州の芸術評議会(PCA)は、コロナのフロントラインヘルスケアワーカーに対する音楽療法が効果的であることを認め、ペンシルバニア・医療ヘルスケアシステム協会(HAP)と連携して、医療従事者に音楽療法を提供することに合意しました。これには州政府からの財政的支援が充てられます。長期に渡る疲労感、うつ状態、トラウマ、PTSDによる燃え尽き症候群や共感性疲労による離職を防ぎ、ウェルビーイング(健康で安心でき、幸福で満足している状態)を推進し、レジリエンス(精神的しなやかさ)を強めることが目的です。

 このペンシルバニア州の取り組みでは、音楽療法士がそれぞれの医療施設で音楽療法を提供できるように準備が進められています。音楽療法には主に『作曲』『演奏』『即興』『聴取』の四つの体験があり、例えば楽器を自由に演奏して言葉にならない感情を解放することも、音楽を聴きながらリラックスすることもあります。日本の現状を考えると、オンラインでも対応可能な『聴取による音楽療法』が最も適しているのではないかと考えます。イタリアの研究では、オンラインでの音楽聴取によりストレスが低下したという結果も出ていました。

 Musicureでは、『よこすか人社プロジェクト』の一環として最前線の医療従事者の皆さまを対象にグループ(現地とオンラインのハイブリッド)でセルフケアのための音楽心理療法を行っています。しかし、時間的な都合があったり、グループでは個人の特殊なニーズに対応できないため、オンラインでの個人セッションの割引サービスを行うことにいたしました。

内容:

 zoomを利用したオンラインでの個人の音楽心理療法です。まずはカウンセリングのように近況についてお伺いします。皆さんの必要に応じてカウンセリングを続けるか、もしくは音楽を使ったリラクセーションや、より深く音楽を聴きながらイメージを膨らませる音楽心理療法を行います。詳しくはカウンセリングやGIM・ボニー式音楽イメージ療法のページをご覧ください。オンラインでも似たような形式で行います。

必ずではありませんが、ニーズに基づき、例として以下のような効果が期待できます。

  • レジリエンス(精神的しなやかさ)を高める
  • 臨床を続ける上で必要なリソースを見つける
  • 自己理解を深める
  • 自己受容
  • ウェルビーイング(健康で安心でき、満足した状態)を高める

条件:

  • コロナの最前線にいる医療従事者、もしくはコロナにより医療提供状況に大きな影響があった医療従事者である事
  • 言語によるコミュニケーションが可能である事
  • zoomを利用できるデバイスをお持ちである事
  • 簡単なアンケートにご協力をお願いする場合があります。

費用:

30分 2500円(医療従事者の方のみ)

50分(こちらがおすすめです) 4000円

*医療従事者の方向けの音楽心理療法は、通常の半額になります。割引き料金のため、1週間に5名ほど先着でお受けする予定です。

日時:

(金、土を除く)月曜〜木曜、日曜日 

 朝9時〜午後8時

お申し込み:

 下記のフォームよりお申し込みをいただくか、1)お名前、2)メールアドレス、3)電話番号、4)所属と職種、5)ご希望日時の候補3つを記したメールを、HP上部のメールアドレスまでお送りください。

 ご連絡、お待ちしております。

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